20世紀神奈川の鳥(神奈川県鳥類目録4)

かながわ野鳥ライブラリー5
 20世紀神奈川の鳥(神奈川県鳥類目録4)
  
   2002年発行(品切れです。)



 

神奈川の鳥 2006-2010(神奈川県鳥類目録Ⅵ)
神奈川の鳥 2001-2005 (神奈川県鳥類目録Ⅴ)
神奈川の鳥1991-1996(神奈川県鳥類目録Ⅲ)
神奈川の鳥1986-1991(神奈県鳥類目録Ⅱ)

 たいへんお待たせしましたが、ようやく鳥類目録第4集が完成しました。
A4判340ページ、重さ約1kgという大冊で、「20世紀神奈川の鳥」と名付けたように、これ1冊で神奈川県の鳥類相について全体を見渡せる内容になっています。
ぜひお求め頂き、観察や調査の参考にしてください。ここでは、どんな内容の目録になったか、かいつまんでご紹介したいと思います。



●何種類が登場? 20世紀の間に県内で記録された鳥類は、在来種が363種(自然渡来かどうか疑問の残る5種を含む)、帰化逸出種が54種の合計417種でした。
この目録では、これらすべての種について取り上げ、県内での分布や記録状況、目立つ生態につて解説しています。

目録3集以降に新しく記録された種には、アカハラダカ・シラヒゲウミスズメ・カラフトムシクイなどがあります。



12ヶ月分布図



定着している留鳥と定期的に渡来する渡り鳥について、月ごとにどこで記録があるかを示した分布図です。
 オオヨシキリの図を見ると、京浜地域でも意外に多く記録されていることが分かります。



イラスト
  5名の会員の方に、約180種についてイラストを描いて頂きました。
その種の習性や行動が表現された楽しいイラストです。





●36旬出現図


 


各月を上中下旬に分け、それぞれの旬に何件の観察記録があるかをグラフで示しました。オオヨシキリの場合、4月下旬に渡ってくること、よく囀る5~6月に記録が多いこと、10月中旬まで見られることが分かります。また、繁殖の証拠となる記録は黒く塗りつぶしてあります。
そうした記録は6~7月に集中しています。




●15年増減図





 年度別の記録件数を、観察努力の程度によって補正した数字をもとにして、それぞれの種の増減について読みとれるグラフを作りました。
それほど厳密なものではありませんが、オオヨシキリの場合、多少減少傾向にあることが分かります58名の方の協力を得て、363種について野外で撮影された写真を掲載しました。
また、保護個体・標本などの写真で25種を補いました●観察記録
3集までと同様に、興味深い行動の例を中心に10~30件程度の具体的な観察記録を収録しました。
この記録を読んでいくだけでも、観察の目が養われるでしょう。

<購入の申込みは・・現在は絶版です>