神奈川の鳥1991-96(神奈川鳥類目録Ⅲ)



かながわ野鳥ライブラリー4
神奈川の鳥1991-96(神奈川鳥類目録Ⅲ) 1998年発行 現在絶版



 

神奈川の鳥 2006-2010(神奈川県鳥類目録Ⅵ)
神奈川の鳥 2001-2005 (神奈川県鳥類目録Ⅴ)
20世紀神奈川の鳥(神奈川県鳥類目録Ⅳ)
神奈川の鳥1986-1991(神奈県鳥類目録Ⅱ)



 鳥類目録の目的 支部会員の観察記録を集積し、県内に生息する鳥類の分布と生態に関する基礎資料を目録の形で編集する。
その作業を通じて生態観察の機運を高め、また地区毎の会員の交流をはかる

目録記録カードで集めた鳥類種別の観察記録多数収録するとともに、県内を約100の区域に分けて分布図を示し、神奈川県内の鳥類相のデータベースになっている。

目録Ⅲの内容

目次

1.目録作成の思いと悩み
2.図版(1992年以降の新しく野外で撮影された種の写真オオグンカンドリなど)
3.鳥類目録編集の経緯
4.鳥類目録(在来種・帰化種)
5.逸脱種
6.参考記録
7.神奈川の鳥類相の概要
8.データベースからよみとれること
9.行動別索引
10.みんなで作ろう鳥類目録
11.本目録の利用と引用について
12.参考文献


参考

278.コサギ Egretta garzetta



  ●コサギ分布図 (全記録・繁殖期・越冬期)

 


全身が白く嘴は通年黒いシラサギの仲間。
足指、目元は黄色いが、繁殖期を迎えると共に赤みを帯びる。
また頭上に2本の冠羽も生える。
川や水田、湿田などに生息する他、干潟や海岸にも多い。
本県では、丹沢・箱根を除いた全域に留鳥として普通に分布する。
酒匂川、相模川、多摩川周辺の丘陵地の林や屋敷林などに他のサギ類と共に集団でコロニーを作り、営巣しているが、コロニーの数や規模は減少しつつある。
水辺で魚やアメリカザリガニ、水田の畦でバッタやトンボを捕らえる。
非繁殖期には、屋敷林、川辺の林などに集団ねぐらを作る。